Alteryx 2020.2 新機能:日時ツールが日本語を含む8ヶ国語に対応しました
データアナリティクス事業本部プロダクト営業部の営業じゃない方・新納(にいの)です。
2020/6/3にAlteryxの最新バージョン2020.2がリリースされました。
本エントリでは日本語ユーザーが心待ちにしていた新機能・日時ツール(DateTime tool)の多言語対応について紹介します。
日時ツールのおさらい
日時ツールとは、日時データの文字列をAlteryxで処理するのに適したフォーマットに変換したり、逆に人間が読みやすいようなフォーマットに変換するためのツールです。
日時ツールの対応言語
2020.2からは以下の8ヶ国語に対応しました。日本語にも対応しています!
- 英語
- 中国語(簡体字)
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 日本語
- ポルトガル語
- スペイン語
日時ツール設定画面のドロップダウンリストより言語切り替えが可能です。これまではyyyy年mm月dd日
といった日本語独自の日付形式をフォーマットするためにはカスタム書式の設定が必要でしたが、バージョン2020.2からは選択肢から選ぶだけでフォーマットが可能となります。
日本語フォーマット各種を試してみた
日時形式→文字列への変換
Alteryxが処理可能な日時形式yyyy-mm-dd
から日本語フォーマットへの変換を試してみましょう。いずれも項目名DateTime_Out
が変換結果となります。
yyyy'年'M'月'd'日'EEEE
年・月・日・曜日が出力可能です。(余談ですが、テストデータが2010年なのは私の故郷・奈良の平城京遷都1300年の年だったためです)
yyyy'年'M'月'd'日'
年・月・日が出力可能です。
M'月'd'日'
月・日が出力可能です。
文字列→日時形式への変換
今度は逆に、日時情報をもつ文字列からAlteryxが処理可能な日時形式への変換を行います。いずれも項目名DateTime_Out
が変換結果となります。
yyyy'年'M'月'd'日'EEEE
年・月・日・曜日が入力された文字列がyyyy-mm-dd
に変換できています。ありがたい…
yyyy'年'M'月'd'日'
年・月・日を含む文字列も変換できています。
M'月'd'日'
年の情報が入っていないので1400年になってしまいますが、月・日を持つ文字列も変換できています。
hh時mm分ss秒
時・分・秒を含む文字列も変換可能です。
まとめ
バージョン2020.2でサポートされた日本語の日時フォーマットについてご紹介しました。カスタムでフォーマットを指定しなくてもいいのは嬉しいアップデートですね。和暦の変換でお悩みの方は以下のエントリもあわせてご参照ください。
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